依存症と中毒の違い
飲酒のことを連続で書いたついでに・・・
昔はアルコール依存症のことを「アル中」と言いました。
今もときどきそういう言われ方をします。
しかしアルコール中毒と、アルコール依存症とは違います。
中毒というのは一過性のもの。
ガス中毒、食中毒と同じ。
何か毒性のもの、あるいは過量に摂ると毒になるものによって具合が悪くなることが、中毒。
で、新入生の一気飲みなどで、お酒にあまり慣れていない、自分の適量を知らない人が突然多量にお酒を飲むと、意識障害、呼吸障害などを起こし、下手すると命に関わる状態になります。
毎年何人かの若いかたが亡くなっています。
これが急性アルコール中毒。
依存症というのは、何かにはまって、それがなくてはいられない状態になり、生活に支障をきたしてしまうこと。
生き方それ自体から考えていかなくてはいけない状態です。
もう、たいていのかたはご存知のことと思いますが、蛇足ながら・・