クリスマス・お正月の危機

世の中は年末です。

クリスマスイルミネーション、正月の準備、おせちの予約など、騒がしいこと!


しかしこの時期は、多くの人たち(と、あえて書かせていただきます)にとって、危機的な心理に陥る時期となります。


当然のことながら、この時期は「対人関係」がクローズアップされるときです。


クリスマスは、恋人のいない若者たちにとって、苦々しいときです。
街中にカップルが溢れています。
皆、幸せそうに見えます。
恋人のいない自分が変なのでは?と思ってしまいます。


お正月になると、街は静まり返り、否応なく家のなかに閉じ込められた感じになります。


家族と向き合わざるを得なくなり、うまくいっていない人は針のムシロ状態になります。
あるいは今まで家族をほったらかして仕事をしていた人は、なんだかいる場所のない状態になります。


悲惨なのは、アルコール依存症の人と夫婦でいる人です。

年末は、飲む機会が多く、泥酔して帰るつれあいの状態に一喜一憂しなくてはなりません。
正月は、ひたすら目の前で飲み続けられて、あげくにはそこらで爆睡される。
一体、なんのための夫婦なのか、自分たちの問題に直面せざるを得ない時期です。


また、家族のいない人、友人のいない人にも辛い時期です。

おめでとうを言い合う相手がいない。
一緒に初詣に行く相手がいない。
つまらないテレビを一人で眺めるだけの数日間。

そういう人たちにとっては、元旦も関係なくやっているコンビニ、
最近は早くから営業を始める商店、飲食店は救いかもしれません。
あるいは、そこに勤めている人たちにとって、仕事があることが救いであるかもしれません。

なんとかこの時期が過ぎ、平常な毎日が始まれば、それでまた心も平常を取り戻すでしょう。

けれど、そんな虚しさを感じているだけでなく、一人を楽しんでしまう方法もあります。
一人であるということは、好きなときに好きなことができるということです。

昨今は「おひとりさまツアー」というのもありますし、「おひとりさま」に関する本が売れる時代。
ライフスタイルはそちらに変化しているという感覚もあります。
一人でいることのメリットを楽しむことを模索してみるというのも、いいものです。

あるいは、どうしても一人がいやというなら、これを一歩踏み出すきっかけにすることもできます。

久しぶりの友人に、「こちらから」声をかけてみる。
何かのグループに参加してみる。
誰かの話を聞いてみる。

人生にほんの少しの能動性を発揮してみるのです。

対人関係というものは、待っているだけで改善するものではありません。

人生は動き。

この時期は、あるいは、危機ではなくチャンスかもしれません。










プロフィール

Author:岩田 真理
心理セラピストをしています。臨床心理士。
昔は編集者をしていました。

森田療法が専門ですが、ACや親との問題は体験的に深いところで理解できます。
心のことだけでなく、文化、社会、マニアックな話題など、いろいろなことに興味があります。

もしも私のカウンセリングをご希望でしたら、下のアドレスにメールをください。
info@ochanomizu-room.jp

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