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強迫神経症、文化差

井上円了の次は、ディビット・ベッカム。

           ベッカム




このブログの話題は本当にランダムで、我ながらあきれますが、これが私の頭のなかなのだと思って大目に見てください。

いや、別にロンドン五輪の話題ではないですが、なぜここにベッカムが出てくるんでしょう。

とあるかたが、私に、「ベッカムも強迫神経症(強迫性障害)なんですよ」と教えてくれました。
ずいぶん前に彼は自分が強迫性障害であることをカミングアウトしていたのですね。
テレビのインタヴュー番組でのことだそうです。

彼いわく「僕は強迫性障害で、なんでもまっすぐになっていて、ちゃんとペアになっていないと気がすまないんだ。例えば、冷蔵庫にペプシコーラの缶を入れるとき、ひとつ多すぎるとしたら、その缶を戸棚にしまわないと気がすまないんだ」。

つまりどうやら、何でも左右対照にしたい、きちんとしていないと気が済まないという強迫性障害のようです。

不思議です。
私は日本で、こういう症状の人に会ったことがありません。
強迫の症状をお持ちのかたに尋ねてみても、これはピンとこないとおっしゃいます。

日本で強迫性障害に悩んでいる人の症状は、圧倒的に多いのが洗浄強迫(手を洗ったり、シャワーを浴びるのがやめられない)、次に確認癖、意外に多い着手恐怖(何かを始められない、始めたらやめられない)、そして行為をともなわない強迫観念です。
これはもちろん西洋にもある症状と思いますが。

そういえば、以前紹介した映画「恋愛小説家」とかテレビドラマ「名探偵モンク」でも、何かを左右対照にそろえることにこだわる場面、舗道の継ぎ目を踏まないで歩くシーンがありました。
もひとつ言えば、日本では舗道の継ぎ目にこだわる人にもお会いしたことがありません。

西洋では、そうやってシンメトリーにこだわる文化、見た目の整頓にこだわる文化があるのでしょうか。
この文化差は興味深いですね。

日本だと、これは別に、困ったことと思われないのではないでしょうか?
左右対照にこだわって何が困る?と言いたくなるのも確か。
生活に支障がなければそれでいいと思いますが・・。

そういえば、ベッカムは刺青がやめられないという悩みもあるそうです。
今は身体中刺青だらけですね。
大阪市では公務員になれません。あ、関係ないか。

刺青を入れるときの痛みが好きみたいです。
一種の自傷行為?
こっちのほうが問題のような気がしますけれどね。
そんなに全身に刺青を入れたら、身体に悪そうな気がするし・・・。

ま、とにかく、同じ神経症(不安障害)でも、微妙に文化差があり、その文化差が各々の文化に対する気づきをもたらすことがある。


こんなことを面白がっているのは、私だけでしょうけれど。
プロフィール

Author:岩田 真理
心理セラピストをしています。臨床心理士。
昔は編集者をしていました。

森田療法が専門ですが、ACや親との問題は体験的に深いところで理解できます。
心のことだけでなく、文化、社会、マニアックな話題など、いろいろなことに興味があります。

もしも私のカウンセリングをご希望でしたら、下のアドレスにメールをください。
info@ochanomizu-room.jp

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