「ずっとやりたかったことを、やりなさい」

本日は本の紹介。

11月の末に日本森田療法学会があり、発表も終わって、気持ちに余裕が出たので、そういえばこんな本があったなぁと、とりだしてみました。

ついでに学会についてひとこと。
先日、心理学とは何の関係もない友人に「頼まれてもいないのに、なぜ学会発表なんてするの?」と尋ねられました。
発表してもお金にもならないし、準備には時間はかかるし、論文を発表する義務もないし、確かに「なぜ?」と思われてもしかたないですね。

でも、今のような仕事をしている限り、自分で何か能動的に考えたり資料を調べてまとめたりしていかないと、やっていることがマンネリ化していくのですね。
研修会なども、受動的なので、ノートをとっても生かせなかったりすることが多い。

どんな稚拙なものでも、自分で考えて、まとめて、発表するという行為のなかに、今までの自分のやりかたや認識を新たにするチャンスがあるものなのです。
それに、「やり遂げた感」というのは、すごく励みになるものなのです。
結果はどうであろうと。

でもね、いつまでもそんなことばかりでは・・と思う部分もあります。

この本「ずっとやりたかったことを、やりなさい」は、決して新しい本ではないのですが、自分の生活が少しマンネリ化しているな、と思う方にお勧めです。

毎日の生活のなかに埋もれている自分の「創造性」を掘り起こす方法が、懇切丁寧に書いてあります。

これが実に具体的な方法論なのです。
毎朝、モーニングページという自分だけのノートを書く、アーティストデートという楽しいものや美しいものを見、自分を楽しませる時間を持つ・・・
そうやって、規則や「かくあるべし」に縛られた脳を解き放って、自分のなかの創造性を目覚めさせる方法です。

私なども、いつも論理脳ばかり使っていて、少しのゆとりにも罪悪感を持ってしまうというワーカホリックです。

昔、この本を読んで、「なるほど~」と思っていながら、この頃、またもや仕事にまい進している。
もうリタイアを考えてもいい年なのに、何をしているんでしょう・・・そう思うときもあります。

つまり遊ぶのが苦手。
遊ぶと言っても、読書とか音楽鑑賞とか、すごく受動的。
能動的な趣味があまりないのですね。

ですからこの本をゆっくり読み返して、ちゃんと実践してみようかと思っています。
なかなか良い言葉も書いてあります。

「『自分を貴重品のように扱えば、自分は強くなる』。そう絵の具かクレヨンで好きなように書き、日々、目に入るところに貼っておこう。この言葉はおまじないになる。私たちは自分につらくあたることが自分を鍛えると考えがちだが、私たちが強くなるためには、自分自身を大切にすることが肝心なのだ」

実は論理脳だけで考えているより、こうやって感受性を活発化したほうが、アイデアも自由に浮かんでくると思います。

若い頃はあんなこと、こんなことがやりたかったなぁ・・などと思い出し、試してみるということもいいですね。

私もしばらく手をつけていなかったあれをやってみようかな・・・・。
そう、自分が何を試そうとしているかは、人には言わないほうがいいそうです。



プロフィール

Author:岩田 真理
心理セラピストをしています。臨床心理士。
昔は編集者をしていました。

森田療法が専門ですが、ACや親との問題は体験的に深いところで理解できます。
心のことだけでなく、文化、社会、マニアックな話題など、いろいろなことに興味があります。

もしも私のカウンセリングをご希望でしたら、下のアドレスにメールをください。
info@ochanomizu-room.jp

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