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「いいね!」の呪縛

ご自身でブログやインスタをやっていらっしゃって、いろいろ発表するけれど、その記事につく「いいね!」や「拍手」の数が気になってしかたない、というかたがいらっしゃいます。

「多かった」「少なかった」と一喜一憂してしまい、いっそアップをやめてしまおうかと嘆く方がいます。

「拍手」や「いいね!」を直接的な「評価」ととらえていらっしゃるのですね。

私自身も、もっと歳が若かったら、そういうことが気になるかもしれません。
けれど、今は「いいね!」を「評価」とはとらえていない。
違う風に読み取っているかもしれません。
もちろん、いただいた「いいね!」をどんなふうに解釈しても、それはこちらの自由ですよね?

私のこのブログを例にとってみれば、このブログは他のブログより「拍手」の数が少ない傾向があります。
読者の数はそれほど多くないかもしれませんし、その割合を計算するなんて面倒なことはしませんが、読者は多分神経質で森田療法に興味のある人が殆どと思います。
だとしたら、拍手が少ないのも納得できます。
だって神経質は皆、結構「厳しい」人たちですよね。
そう簡単に「拍手」などくれないと思います。
だから別に拍手の数が少なくても、私は気になりません。

以前は森田療法以外の、自分のニッチな趣味のことも書いていました。
ところが、あまりに拍手が少ない。
これは、仕方がないことでしたが、差が歴然としていたので、少し気落ちして、他で書くことにしました。
「ランダムマンダラ」は森田療法、精神療法専用ブログになってしまいました。
自分としてはあまり面白くなくなりました。

同じ森田療法、心理関係の記事でも、もちろん「拍手」の数は違います。

一生懸命書いても、意外に「拍手」が少ない時がある。
そんなとき、「そうか、少し難しかったのかな」と解釈します。
興味がなかったのかもしれません。

かといって、拍手めざして記事を書くことはしません。
そのときに思いついた書きたいことを書いています。

さて、私自身が他の記事やYouTubeに「いいね!」するときにはどうするか?
基本、見せてもらった「お礼」の意味で、(忘れなければ)「いいね!」をつけます。
だって、無料で一生懸命工夫して書いたり、撮影したり、解説したりしてくれているんですよ。
最後まで読めなかったり、見られなかったものにはつけません。
大体、そんな感じで、私の「いいね!」はお礼であって「評価」ではないようです。

なぜ長々、こういうことを書いたか?
「いいね!」をただただ「評価」と解釈して落ち込んでいらっしゃるかたに、ちょっと考えていただきたいのです。
多分そういう方は、自分が「いいね!」をつけるときにも、非常に慎重に評価していらっしゃる。
だから他の人もそうだと思っている。

けれど、向こう側にいる「誰か」は、まったく違う意味でつけたりつけなかったりしている。
基準があるわけではないし、相手の自由だから、それはそれでいいわけです。

そんな確かでないものにわずらわされるより、(たとえ「いいね!」がつかなくとも)自分の表現ができた。
その一番大事なところを忘れないでほしいのです。

夜景

プロフィール

Author:岩田 真理
心理セラピストをしています。臨床心理士。
昔は編集者をしていました。

森田療法が専門ですが、ACや親との問題は体験的に深いところで理解できます。
心のことだけでなく、文化、社会、マニアックな話題など、いろいろなことに興味があります。

もしも私のカウンセリングをご希望でしたら、下のアドレスにメールをください。
info@ochanomizu-room.jp

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