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「できなかったこと」より「できたこと」

私たちは、毎日生活しているなかで、「できなかったこと」には注目しますが「できたこと」はなかなか意識できない。

特に、理想が高い人だと、何かを達成できたとしても、「これぐらいのこと」としか思えない場合もあるのではないでしょうか。

だから、毎日浮かんでくるのは「あれもしていない」「これもできなかった」という言葉ばかり。
暗くなるはずです。

実際の生活のなかで、この不達成感を解消できる方法はないかと考えてみました。

多分どのかたも、「やらなければならないことリスト」みたいなものを作っていたり、頭のなかにそういうものがあったりするのではないでしょうか。

私も、常々、メモをかたわらに置き、できたことから線を引いて消していくということをしています。
用事が消えていくと快感ですが、いつまでもとりかかれないものも残っていき、「これはできなかった」「なんでできなかったんだろう」ということになります。

簡単な日常の用事ならそれでいいのですが、たとえば長い時間の作業を要するものは、なかなか完成しないし、達成感のような自分の励みになる感覚もない。
忍耐が必要です。

そんなとき、その作業のできた部分だけでも細かく記録していくと、意外にこれが励みになるし、先に進む意欲にもなるのだと、この頃感じています。

たとえば、学生のかたなら、勉強したり、レポートを書くには、そのためにやらなければならない様々なことがあります。
読まなければならない資料の本、論文、調べもの、そして実際の執筆があります。

本を一冊読み終わったら「完了」ではなく、今日は何ページ読んだか、たとえ5ページでもノートに書いておく。
次の日も何ページ読んだか記録する。表にしてもいい。
すると「記録しなくては」という気持ちになって、気がすすまないけれど、今日も少し読んでおこうかという心持ちになるものです。

何事も、まずは手順を細分化する。

そして、できたことをとにかく簡単に記録する。
そうすると意外に自分はきちんとやっているではないかと感じたりするものです。

実際、生きていくなかで私たちは、本当はたくさんのことを達成しているのです。
でも、あまりに大きなこととか、完成形の理想に目を向けすぎるために、日々の小さなことは「どうでもいいこと」になる。

自分にとって大事と思うことだけではなく、家事、掃除、片付け、雑用なども、できたら「できたことリスト」に書いていく。
「仕事に貴賤をつけない」という価値観が養われます。

毎日のものごとを「具体的に」見ていくことは大切です。
細かく考えることによって、発見することもあるでしょう。

そして細かい「できたことリスト」を積み重ねていくことは、なんとはなしに日常を充実させてくれるような気がします。


朝倉邸

重要文化財 朝倉邸 代官山

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プロフィール

Author:岩田 真理
心理セラピストをしています。臨床心理士。
昔は編集者をしていました。

森田療法が専門ですが、ACや親との問題は体験的に深いところで理解できます。
心のことだけでなく、文化、社会、マニアックな話題など、いろいろなことに興味があります。

もしも私のカウンセリングをご希望でしたら、下のアドレスにメールをください。
info@ochanomizu-room.jp

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