野生の生き物
本日は、とりとめのない話を。
私はそれほど、旅行家ではないけれど、旅はいつも心躍るものです。
今まで、いろいろな人や景色や物に出会ってきました。
そのなかで、今でもありありと覚えている情景。
もうはるか昔、宮崎県の都井岬に行ったときのことです。
岬の遊歩道を歩いていたら、向こうからごく普通にゆっくりと馬が歩いてくる。
私は都会で育ったので、日常、犬猫以外の動物と出会ったことはありません。
飼われている動物なら会ったことはありますが、道を歩いていて、向こうから裸馬が歩いてくるなんて、私にとっては想像を越える体験でした。
ショックを受けている私などにおかまいなく、小さな馬は悠々と歩いて、私たち(友人もいたと思う)とすれ違っていきました。
ご存知と思いますが、都井岬は野生の馬がいることで有名です。
でもまさか道を歩いているとは思わなかった。
記憶力のない私が今でも覚えているということは、よほど感動したのでしょう。
そういえば、やはり若い頃カナダへ行ったとき、いろいろ美しい景色は見たけれど、くっきりと覚えているのは、夜を走るバスの窓から、ライトに浮かび上がった鹿の姿が見えたことでした。
カナダに来たんだ・・・という実感がわいてきました。
映画「スタンド・バイ・ミー」でも、少年の1人が森の奥で一頭の鹿に出会って、感動する場面がありました。
あの気持ち、わかります。
奈良の鹿には感動しないのに、不思議です。
カナダでは、遠くからでしたが、バッファローの群れを見ることもできました。これも迫力でした。
かといって、別に動物が好き、動物園が好きというわけでもありません。
ただ、動物園で一度感動したのは、夕刻に園の奥のほうから虎の咆哮が聞こえてきたとき。
地面が振動するような重低音の咆哮は、「さすが」でした。
もちろん密林で聞きたくはない。もしこんな咆哮が聞こえてきたら腰が抜けるほど恐ろしいでしょうね。
こう書いてみると、私はどうもただ「動物と出会う」というだけでなく、飼いならされていない、保護されていない、野生の動物との出会いに感動やショックを受けるようです。
先日のイギリス旅行でも、大学のキャンパスに当たり前のようにリスやウサギがはねているのがうれしかった。
都会の生活はあまりにも自然と離れているけれど、野生の動物と出会ったときに、私たちの遺伝子のなかに太古から潜む野生が呼び起こされるのでしょうか?
野生の動物と出会ったときの感覚は、どう説明しようとしても言葉や論理などを超えています。
あ、もちろん熊や狼はいやですよ。
出合ったときが最後のときになりますものね。
私はそれほど、旅行家ではないけれど、旅はいつも心躍るものです。
今まで、いろいろな人や景色や物に出会ってきました。
そのなかで、今でもありありと覚えている情景。
もうはるか昔、宮崎県の都井岬に行ったときのことです。
岬の遊歩道を歩いていたら、向こうからごく普通にゆっくりと馬が歩いてくる。
私は都会で育ったので、日常、犬猫以外の動物と出会ったことはありません。
飼われている動物なら会ったことはありますが、道を歩いていて、向こうから裸馬が歩いてくるなんて、私にとっては想像を越える体験でした。
ショックを受けている私などにおかまいなく、小さな馬は悠々と歩いて、私たち(友人もいたと思う)とすれ違っていきました。
ご存知と思いますが、都井岬は野生の馬がいることで有名です。
でもまさか道を歩いているとは思わなかった。
記憶力のない私が今でも覚えているということは、よほど感動したのでしょう。
そういえば、やはり若い頃カナダへ行ったとき、いろいろ美しい景色は見たけれど、くっきりと覚えているのは、夜を走るバスの窓から、ライトに浮かび上がった鹿の姿が見えたことでした。
カナダに来たんだ・・・という実感がわいてきました。
映画「スタンド・バイ・ミー」でも、少年の1人が森の奥で一頭の鹿に出会って、感動する場面がありました。
あの気持ち、わかります。
奈良の鹿には感動しないのに、不思議です。
カナダでは、遠くからでしたが、バッファローの群れを見ることもできました。これも迫力でした。
かといって、別に動物が好き、動物園が好きというわけでもありません。
ただ、動物園で一度感動したのは、夕刻に園の奥のほうから虎の咆哮が聞こえてきたとき。
地面が振動するような重低音の咆哮は、「さすが」でした。
もちろん密林で聞きたくはない。もしこんな咆哮が聞こえてきたら腰が抜けるほど恐ろしいでしょうね。
こう書いてみると、私はどうもただ「動物と出会う」というだけでなく、飼いならされていない、保護されていない、野生の動物との出会いに感動やショックを受けるようです。
先日のイギリス旅行でも、大学のキャンパスに当たり前のようにリスやウサギがはねているのがうれしかった。
都会の生活はあまりにも自然と離れているけれど、野生の動物と出会ったときに、私たちの遺伝子のなかに太古から潜む野生が呼び起こされるのでしょうか?
野生の動物と出会ったときの感覚は、どう説明しようとしても言葉や論理などを超えています。
あ、もちろん熊や狼はいやですよ。
出合ったときが最後のときになりますものね。