fc2ブログ

人の助けを借りること

しばらくブログを書く余裕がありませんでした。
仕事のことではなく、私的にいろいろやらなくてはならないことがあり、それが自分の容量オーバーで、結局調子を崩してしまいました。

自分の能力の容量を知るということは、非常に大切なことだと、この時期感じました。
(今回必要だったのは、腕力と体力でしたが)
どうも、何でも一人でやろうとする傾向が、私にはあるようです。

一人でやれば好きなようにできる。
それは確かなことです。
特に完全主義傾向があるので、とにかく早く準備を始めて、なんとかゴールに間に合わせようとします。
そして自分の描いた完成形を目指します。

ところが、ものによっては、時間をかけても一人でできないことがあるのです。
今回学んだのは、必要によっては他人の助けを借りるということです。
それともうひとつ、これは常々感じているのですが、「道具」の重要さ。

もちろんただで他人の助けを借りようなどという甘い考えはなしです。
今の世の中、お金を払えば、その道の専門家はたくさんいる。
「こんなこともやってくれる?!」と感じることも多いのです。

私の場合とは違いますが、たとえば掃除がどうしても間に合わない、掃除をする余力がないということなら、その専門家がいます。
「掃除くらい自分でしなくては」という「かくあるべし」は、取り払ってもいいと私は思います。
他にやらなくてはならないことがたくさんあるなら、少しぐらい他人にまかせてもいい。

あるいは掃除が簡単にすむような「道具」だって、100円ショップにたくさん売っている。
「道具」はそういうものだけでなく、インターネットなどを使用して情報を得ることも「道具」の活用です。

子育てがしんどいのであれば、預かってくれるところもある。
この頃はペットの散歩をしてくれる人さえいるようです。

「お金がもったいない」と思う人もいるでしょうが、一番大事なのは自分の健康です。
身体をこわしたり、「うつ」状態になるのを未然に防ぐことは大切。
何事も予防です。

「自分でやらなくてはならない」という「かくあるべし」をはずすと、案外、楽な世界が見えてくると、この期間で学びました。

またブログ再開して続けようと思いますので、よろしくお願いいたします!
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

身体が、一番ですね。

 今晩は
先生は、忙しく、バランスを崩されてしまったようで、今は、大丈夫でしょうか。お大事になさってください。今年は、寒い時期が、長かったですしね。

 私は、人に、頼むのが、苦手です。
頼んで、断られると、凹みます。
アサーションを学んで、断るのも相手の自由と、思ったら、落ち込んでも、少しずつ戻るのが、早くなったような気はします。
逆に、一度やってもらえると、当てにしてしまうし、依存したくなる、バランス、臨機応変に、出来たら、良いな思います。

 有料で、頼めるサービス等は、こんな風に気を使わずに、上手く利用出来たら、良いなと思います。

人の助け

こんにちは。ブログ再開、嬉しく思います。人の助けを借りる、というのはカウンセリングを受けることも広い意味ではそうなのかな、と考えたりしました。私を含め、カウンセリングを受けたり心療内科などに行くことにどこか恥ずかしさを持ってしまう人は多いと思いますが、もっと気軽に他人に相談できるようになるといいのに、と思ってしまいます。
先生もご無理なさらずお過ごし下さい。

Re: 身体が、一番ですね。

みかん様 お見舞いの言葉ありがとうございます。私も人に頼むのは苦手です。でもやってくれるとつい頼ってしまいます。それも同じです。それがいけないのではなく、そういう自分の傾向に気が付いていればそれでいい、というのが森田だと私は思います。心から気付けばそれだけで変化するのが人間。私も今回は大きな気づきでした。

Re: 人の助け

lucky様 コメントとお見舞いの言葉ありがとうございます。そうですね、もっと気軽にカウンセリングなどを利用できるような意識が社会に浸透すると、楽になる人が多いでしょうね。孤立して悩むのは一番つらいです。
ブログは今後、なるべくたくさん書きたいと考えています(考えているだけかも)。
プロフィール

Author:岩田 真理
心理セラピストをしています。臨床心理士。
昔は編集者をしていました。

森田療法が専門ですが、ACや親との問題は体験的に深いところで理解できます。
心のことだけでなく、文化、社会、マニアックな話題など、いろいろなことに興味があります。

もしも私のカウンセリングをご希望でしたら、下のアドレスにメールをください。
info@ochanomizu-room.jp

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
フリーエリア
    ↑ 悩んでいる人のための森田療法解説書                           
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR