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本を書くこと

 さて、たくさんのかたが私の新刊を買ってくださって、本当にありがとうございます!

本を一冊出版すると、少し落ち着いたころに、やっと自分がどんな本を書いたのかわかってくるようです。

今回の本は執筆している最中は、何だかわかりきったことをくどくどと書いている気がしました。
いろいろなところで講演したものを、文字としてまとめていくような部分もありましたので、そのせいでしょう。
書きながら発見していくというような部分は少なかったかな・・・

解説書だから、それもいたしかたないでしょう。


本が世に出てからまた様々なかたからご感想をいただきました。

一番多い感想が「わかりやすい」・・・そうですよね、自分で咀嚼して咀嚼しつくしたものを書いているので・・・。
つまり、すごく易しい本だったのですね。

次が「ホッとした」「温かい」という感想。

これは意外でした。私としては、神経症で悩んでいる人に対して少し厳しいかな、というのが、ずっと最後まであった懸念だったので。
この感想を聞いて、逆に私がホッとしました。


今、自分で感じているのは、この本のなかでは背伸びしたり、無理したり、自分を飾ったりしていないな、ということ。
つまりそういう文章が書けるようになったんだ、ということです。


一冊目の「森田正馬が語る森田療法」が、飾った文章だということではないですよ!

しかし、あのときはもう少し文章に緊張感がありました。
史実を大切にしなくてはならないという緊張感もあり、書いているうちに様々な発見があり、書くなかで高揚感がありました。

後に私はいろいろなかたに呟いたのですが、あのときは「森田正馬が降りてきた」という感じがありました。
(実際、少し不思議な体験もしたり・・・あ、こんなこと言うと、現実主義者の森田正馬におこられる・・・)


だから、今回はまったく違う本を書いたんだわ、というのが今の感想。

もうひとつの正直な感想は、やっと一冊目のプレッシャーを抜けられたわ、ということです。

あのときは予想外の好評だったこともあり、書く作業が結構大変だったこともあり、舞い上がるより「うつ」的になっていました。
その「うつ」的な感覚がこわくて、なかなか本腰を入れて二冊目にとりかかれなかったという部分もあったかな。
翻訳出版はしましたが。


今回もやはり本の形になっていくにつれ、「うつ」っぽくなっていきました。
思うに「本を書く」ということは、私の貧弱な脳にかなりの負荷がかかるのですね。
「荷下ろしうつ」ということです。

でも今回は比較的すぐに回復し、もはや元気。
自分の身体能力(心身同一ですからね!)に少し可能性を感じられました。



今後もものを書いていくとは思うのですが・・・。

何か難しい言葉をふんだんに使って、知性を誇示したり、自分が実行してもいないことを、あたかもしているように見せて自分を飾るということは、できるだけしたくありません。

自分の等身大の言葉で、等身大の体験で、表現していければと思うこの頃です。

さて、三冊目は?
寿命が尽きるのと、三冊目を出すのと、さぁ、どっちが早いかというところです(笑)



さて、「ここで宣伝するか!」と思うけれど、一冊目の本を御存じないかたのために。

                 


                             
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プロフィール

Author:岩田 真理
心理セラピストをしています。臨床心理士。
昔は編集者をしていました。

森田療法が専門ですが、ACや親との問題は体験的に深いところで理解できます。
心のことだけでなく、文化、社会、マニアックな話題など、いろいろなことに興味があります。

もしも私のカウンセリングをご希望でしたら、下のアドレスにメールをください。
info@ochanomizu-room.jp

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