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努力即幸福 英語版


本日は、英語のお話。

先日、米国のTVドラマを見ていたら、こんなセリフが出てきました。

The journey is more important than the destination.

平たく訳せば、目的地に着くよりも旅のほうが大事・・・という意味です。

これは森田療法の「努力即幸福」と似ていませんか?

「努力即幸福」は意味を誤解されることが多いのですが、結果よりもその結果に向けて努力することこそが幸福なのだ、という意味です。
「努力」という言葉の意味は、現代では「無理やり」みたいなニュアンスが入っていますが、当時はもっと内発的、自発的なニュアンスに力点が置かれていたようです。

・・・・というふうに、「努力即幸福」という森田正馬の言葉は、結構、一生懸命説明しなくてはならないところがあるのですね。

でも、この「The journey is more important than the destination.」だと、すぐにピンときますよね。
結果よりもプロセスが大事、と明確にわかります。

それでこの言葉についてググってみると、いろいろな言い方があるのがわかってきました。

It is the journey that matters, not the destination.
It’s not the destination but the journey that counts.

誰の言葉かには諸説があるのですが、いずれも1960年代の出典で、それほど古い言葉ではありません。

「幸福」という言葉を使っているのだと、Alfred D. Souza という牧師(?)の言葉でこういうものもあります。

Happiness is a journey, not a destination.

それにしても、米国って、大富豪になった人とか、サクセスストーリーで頂点に上り詰めた人、名声を勝ち取った人がチヤホヤされているイメージがあります。
そういう人が本を出したり、セミナーをしたり・・・

でもその影には、夢を持ちながらその夢を実現できなかった人、途中で挫折した人が山ほどいるはずです。
けれど、それもまたOK。
目的地を目指して、出発したことだけで、それでいいのかもしれません。

成功志向のアメリカで、こんな言葉が皆の口から口に伝わっていることが、いいなぁと思います。

振り返ると、あの旅こそが幸せだったと気づく―― 人生にはそんな瞬間が度々あるのでしょうね。

でももしかしたら、気づくのはずっと後になってからかもしれませんが。
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努力即幸福

この言葉、意味を理解してからますます好きになりました。
私は中学から大学まで10年間キリスト教系の女子校に行きました。
中、高の6年間は毎日朝の礼拝、帰りの礼拝があり、否が応でも聖書の言葉を耳にする毎日でした。
洗礼を受けていたわけではないので、当時は意味も良く理解せず、ただ通り抜けるだけでした。
しかし、自分が神経質症で地獄を這いまわり、森田にたどり着き、少しずつ動け始めた頃、その言葉の意味の本当のところを身を持って体験しました。
子供の幼稚園で、なる人がいないため、仕方なくアミダクジで副会長に当たり、目の前が真っ暗になりました。
毎日どうやって逃げようかと考えながら、一方で迷ったら前へで進んで色々な体験をしようと考える。
一年間の幼稚園の行事を次々計画たて、他のお母さん方にあれこれ手伝ってもらう。
その中で、知らなかったことを知り、驚き、ドンドン行動が広まって行き・・・
まさに自分が努力すればするほど、その努力すること自体が幸福なんだとはっきりわかりました。
その時、聖書の中の話が浮かんで来たのです。
大きなぶどう園を持っている父と欲深い3人の息子の話、詳しくは書きませんが、そのはなしの意味するところが努力即幸福だったのです。
今でもプロセスを大事にしているつもりです。
全てが上手く行かなくても、その意識だけは持ち続けたいと思います。

Re: 努力即幸福

きんちゃん さん
コメントありがとうございます。
そうなんですね。いろいろな体験で身をもって感じられたんですね。どんなに努力してもかなわないことのほうが多いかもしれない世の中。でも、その工夫努力こそが私たちを変化させてくれるんですよね。
ところで、私もクリスチャンスクールでしたが、「ブドウ園と三人の息子」の話、覚えていない・・・。旧約ですか? 二人の息子が手伝う手伝わないの話じゃないですよね?(汗)

努力即幸福・・・2

ぶどう園と放蕩息子の話はあちこちに良く出て来るので、私もゴッチャになっているかも・・・
私が気に入っているのは・・・確か
病床の父親が、欲深い3人の息子に、「このぶどう園の下には宝が埋まっている」と言って他界します。
息子たちはその言葉に釣られて、いやいやながらもぶどう園を耕します。
しかし、耕しても耕しても宝は一向に出て来ません。
何年経っても宝は出て来ませんでしたが、気が付いてみると、毎年毎年たわわに葡萄がなり、大豊作で息子たちは大金持ちになります。
そして、ハタと気付くのです。
宝とは、埋まっているものではなく、働くこと自体なんだと!
これこそが努力即幸福・・・だと私は思ったのですが・・・

Re: 努力即幸福・・・2

きんちゃん さん

なるほど~、そんなお話が聖書のなかにあったのですね。
こわいな、全然覚えていない・・・(汗)。
でも、とってもよくわかる喩え話ですね。
教えてくださってありがとうございました!
プロフィール

Author:岩田 真理
心理セラピストをしています。臨床心理士。
昔は編集者をしていました。

森田療法が専門ですが、ACや親との問題は体験的に深いところで理解できます。
心のことだけでなく、文化、社会、マニアックな話題など、いろいろなことに興味があります。

もしも私のカウンセリングをご希望でしたら、下のアドレスにメールをください。
info@ochanomizu-room.jp

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