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酒乱と依存症の違い

年末、年始、クリスマス・・・・アルコールに親しむ季節になってきました。



アルコール依存症の人にとっては、心おきなくお酒が飲める季節。

しかし身体には悪い季節。



依存症とひとくちに言ってもいろいろで、いくら飲んでもそれほど乱れることもない人と、すぐに目が座ってとんでもない状態になってしまう人とがいます。



お酒を飲んで人が変わって家族に暴力をふるう、という典型的な昔からの「アル中お父さん」は、依存症+酒乱のかた。

しかし、依存症でも静かな依存症の人がいて、ただ鬱々と静かに毎日飲んでいる。

家族もほおっておけばいいので、なかなか依存症と気付かれない。

淡々と自分の身体を壊し続けているかたです。



毎日は飲まないけれど、飲むと人が変わる、記憶をなくすと言う人。

これは酒乱という状態のかたです。



で、あまり知られていないことですが、酒乱は遺伝子の問題だそうです。

アルコール依存症は遺伝子ではなく、誰もがなる可能性があります。下戸はもちろんなりにくいですが・・、ならないわけではない。



酒乱といっても、暴れる人だけではなく(暴れるか暴れないかはその人の性格に関わる問題なのでしょうね)記憶をなくしちゃう、判断力が極度に鈍る・・・というのも酒乱の一種でしょう。



依存症はお酒をやめなくてはなりません。

酒乱のかたも自傷、他害の恐れがあるならやめたほうがいいし、自分の適量を知り分けたほうがいい。



ただ「毎日飲むわけではないから依存症ではない」という理屈や、酔ったときに自分がどうなったか覚えていないということで、なかなか気づきにくい。



自覚ができないという面では、依存症と一緒です。



酒乱の遺伝子は日本人の6人に1人が持っているというのはびっくりです。

このあたりのことに詳しい本が「酒乱になる人、ならない人」 (新潮社)

お酒に関していろいろな新しい見方が得られます。



お酒に関する社会的な環境というのも、依存症、酒乱の発現率に影響する・・って本当ですね。

日本人のお酒の飲み方も影響しているようです。





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プロフィール

Author:岩田 真理
心理セラピストをしています。臨床心理士。
昔は編集者をしていました。

森田療法が専門ですが、ACや親との問題は体験的に深いところで理解できます。
心のことだけでなく、文化、社会、マニアックな話題など、いろいろなことに興味があります。

もしも私のカウンセリングをご希望でしたら、下のアドレスにメールをください。
info@ochanomizu-room.jp

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